Lesson 2-4

平行調とは?

Key=CとKey=A- は、スタートする所が違うだけで、まったく同じ音を使っており、また、そのような2つのKeyの関係を『平行調』と呼ぶ、と前章で説明いたしました。

それでは、Key=Dの平行調は何でしょう?分かりませんよね?分かったらするどいです。

正解はKey=B- です。

それでは改めてKey=Cのダイアトニックコードを見てみましょう
更にKey=D のダイアトニックコードも見てみましょう
前章でもお話しましたとおり、Key=C の平行調は Key=A- となります。

そして、上記でも記載しましたとおり、Key=D の平行長は Key=B- となります。

Key=C の中でA-という音は、Ⅵ-7(6度マイナーセブン)の音です。

そしてKey=D の中でB- という音は、同じくⅥ-7(6度マイナーセブン)の音です。

分かりましたでしょうか?あるメジャーキーの平行調は、6度マイナーのマイナーキーだという事です。

それでは試しにKey=E の平行調を見つけて見ましょう。


上記はKey=E のダイアトニックコードです。この中で、6度マイナーという音はどれでしょう?

お分かりの通り、C♯-7 ですね。なので、Key=E の平行調は Key=C♯-という事になります。


ここで、マイナーキーのダイアトニックコードについて説明しておきたいと思います。

▼こちらはKey=A- のダイアトニックコードと、その構成音です



▼前章で説明しましたKey=C のダイアトニックコードと見比べてみましょう。



平行調の関係では、使用する音はスタートする音が違うだけで同じ音なので、このように、ダイアトニックコードもスタートするコードが違うだけで、まったく同じコードを使用しております。


と言う事で、こちらがマイナーキーのダイアトニックコードです。

▼メジャースケールと比べてみましょう。順番(スタートするコード)が変わっただけだという事が分かりますね?

という事で、平行調について大分理解して頂けたかと思いますが、いかがでしょうか?

このような調子で考えれば、全てのメジャーキーの平行調、また、その平行調であるマイナーキーのマイナースケールとダイアトニックコードも見つけられるかと思いますので、是非探してみて下さい。

最後に、マイナーキーの平行調は何か?つまり、Key=A- の平行調は何か?という事ですね。

お分かりかと思いますが、Key=A- の時はKey=C となります。そのマイナーキーのⅢ△7(3度メジャーセブン)の音という事ですね。

こちらも自分で探してもらえると、色々音楽の構造が見えてくるかと思いますので、考えながら探してみて下さい。

それでは次章ではツーファイブワンという仕組みについて説明していきます。
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