Lesson 2-5

ツーファイブワンとは?

ツーファイブワンとは何かを語る前に、まず体で感じてみましょう。

極限までシンプルなコード進行ですが、赤字で記した【D-7】【G7】【C】、この3コード進行こそ、ツーファイブワンというものです。

▼以下の、Key=Cのダイアトニックコードをみて下さい




なぜ【D-7】⇒【G7】⇒【C】のコード進行がツーファイブワンだか分かりましたか?

【D-7】⇒Ⅱ(ツー)
【G7】⇒Ⅴ(ファイブ)
【C△7】⇒Ⅰ(ワン)


というコード進行なので、ツーファイブワンと呼ぶのです。


▼では、Key=E の時のツーファイブワンを探してみましょう



答えは簡単、

Ⅱ(ツー) ⇒ F♯-7
Ⅴ(ファイブ) ⇒ B7
Ⅰ(ワン) ⇒ E△7

となります。

このツーファイブワンとは一体何なのか?もう一度実際に弾いてみてください。

Ⅱ(ホップ) ⇒ Ⅴ(ステップ) ⇒ Ⅰ(ジャンプ)

のような感じで、Ⅰ△7の時の『終わった感(終止感)』を、とても強く感じれるかと思います。

つまり、ツーファイブワンとは、Ⅰ△7(ワン)のコードに最も行きやすい、行きたくなるコード進行という事です。

そして、この仕組みを利用したノンダイアトニックコードが、次章より説明します『2次ドミナントマイナー』というものです。



という事で、Lesson2-1で、ノンダイアトニックコードというものを説明するために、

マイナーキーのダイアトニックコードと、マイナースケールについて

平行調について

ツー・ファイブ・ワンについて

という上記の3つを説明しますとお話しましたが、ここまでで、その3つの説明が終了いたしました。

次章から、ノンダイアトニックコードのひとつである、『2次ドミナントマイナー』について説明していきたいと思います。
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